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【陰陽道】年月日の干支の求め方 - 霹靂火 雷公 URL
2011/09/13 (Tue) 17:06:39
西暦(太陽暦)から旧暦(太陰太陽暦)における年月日の干支を求める略算法を紹介します。
①年干(ねんかん)
立春から始まる1年間を司る十干です。
太陽暦年の1桁目に注目します。
4=甲(きのえ)
5=乙(きのと)
6=丙(ひのえ)
7=丁(ひのと)
8=戊(つちのえ)
9=己(つちのと)
0=庚(かのえ)
1=辛(かのと)
2=壬(みずのえ)
3=癸(みずのと)
②年支(ねんし)
立春から始まる1年間を司る十二支です。
太陽暦年を12で割った余りに注目します。
4=子(ね)
5=丑(うし)
6=寅(とら)
7=卯(う)
8=辰(たつ)
9=巳(み)
10=午(うま)
11=未(ひつじ)
0=申(さる)
1=酉(とり)
2=戌(いぬ)
3=亥(い)
「12で割った余り」なんて、すぐには解らないよ!という方も、次のコツを掴めば大丈夫です。
・「300の倍数は、余り無し」
・「300の倍数に100足すと、余り4」
・「300の倍数に200足すと、余り8」
つまり、300、600、900、1200、1500、1800年は余り無しなので、申年。
400、700、1000、1300、1600、1900年は余り4なので、子年。
500、800、1100、1400、1700、2000年は余り8なので、辰年。
因みに、子、辰、申年は閏年です。
③月将
「月将」とは節気を司る十二支を云います。
新暦と旧暦は一致しないので飽くまで目安ですが、何も見ずに月将が出せればカッコイイです。
月将は亥から逆回りに春夏秋冬となります。
(註:図を見てください)
④日干支
特定の日を司る干支です。
さて、一番煩雑なのが、日干支です。
Excelで算出する方法もあるのですが、「新暦の日付は誰でも知っているので、何も見ずに年月日の干支を求められたら占い師みたいでカッコイイ」という動機で始めたこの研究(^_^;)
やはり占い師は「黙って座ればピタリと当たる」が第一です。
日干支を求める際に鍵となるのが「一月一日の日干支」と「六〇日周期」です。
まず、六十干支に番号を振ります。
1、甲子 2、乙丑 3、丙寅 4、丁卯 5、戊辰
6、己巳 7、庚午 8、辛未 9、壬申 10、癸酉
11、甲戌 12、乙亥 13、丙子 14、丁丑 15、戊寅
16、己卯 17、庚辰 18、辛巳 19、壬午 20、癸未
21、甲申 22、乙酉 23、丙戌 24、丁亥 25、戊子
26、己丑 27、庚寅 28、辛卯 29、壬辰 30、癸巳
31、甲午 32、乙未 33、丙申 34、丁酉 35、戊戌
36、己亥 37、庚子 38、辛丑 39、壬寅 40、癸卯
41、甲辰 42、乙巳 43、丙午 44、丁未 45、戊申
46、己酉 47、庚戌 48、辛亥 49、壬子 50、癸丑
51、甲寅 52、乙卯 53、丙辰 54、丁巳 55、戊午
56、己未 57、庚申 58、辛酉 59、壬戌 60、癸亥
次に、一月一日の日干支の動きを把握します。
普通の年は365日なので、365-60×6=5つ進みます。
閏年の場合は366日なので、366-60×6=6つ進みます。
一月一日が「甲子(きのえね)」となるのは、1944年です。
それでは、実際に年月日の干支を算出してみましょう。
【例】
1969年2月8日
年干 太陽暦年の一桁目が9なので、己(つちのと)
年支 1800は余り無し。169を12で割ると14余り1なので、酉(とり)
月将 大寒から雨水の間なので、子(ね)
月建 立春から啓蟄の間なので、寅(とら)
日干支 1944年の25年後なので、1+((5×3+6)×6+6)=133、133-120=13より、一月一日の日干支は13、丙子(ひのえね)
13+31(1月の日数)+7(2月1日からの日数)=51、甲寅(きのえとら)
以上より、己酉年 月将子 月建寅 甲寅日となります。
因みに季節は冬、五行は水行が旺です。